イラストの上から順に、
彼らは、DAD(Dungeon Attack Department:ダンジョン攻略局)のトップチームだ。
超現場主義の実力者は、実力があればあるほど、現場から見て意味のない手続きを無視する傾向にある。とはいえ、世の中にある煩わしい手続きを、煩わしいと蹴飛ばせる人間は少ないし、それが許される人間はほとんどいない。いたとしたら、管理職にとっては、まさに悪夢と言えるだろう。
ただでさえ、上が大統領しかいない横断的な組織などというものは、既存の組織からすれば目障りな存在だろうが、そのうえ、悪夢を形にしたようなチームが現実に現れるとなると、見ないふりのできないものたちは胃に穴をあける以外にできることはない。
彼らは自分の任務に真摯に取り組んでいるだけなのだが、世界はとても複雑なのだ。もっともそういう彼らだからこそ、Dパワーズの懐へ飛び込めるのかもしれないが。
彼らが仕えているのは、国か、人類か、はたまた正義か。人類とUSの利害が相容れなくなった時、彼らのとる行動やいかに。